【第3回】「英単語が覚えられない人」は試してみて!わたしの英単語暗記術!

プチっとコラムスタディ3

なぜ単語を覚えなければいけない?

英語は文法と単語でできている

単語学習は大事!
私が思うに、英語は文法(構造)単語が頭に入れば、できるようになると考えています。厳密にいうと、ライティングなどは、文の組み立て(序論・本論・結論)など、別のスキルも必要なので、すべてを網羅するとは言えないのですが、大きな枠組みでは、文法(構造)と単語が、英語を作っていると考えます。例えば、

This is a pen.

これは、「This」「is」「a」「pen」という4つの単語から成り立っています。これを、

Pen a is this .

とは絶対に言えません。これが、文法が必要な理由です。文法が骨組みされた箱、単語は箱に入れる物、そして文章は物が入った箱を規則に並べたものだとすると、単語がなければできるのは空箱だけで文章は作れません。これでは、英語を発話したり、書いたりできません。また、単語の意味が分からなければ、どの箱に入れればいいのか分かりません。これが、単語を勉強する理由です。

どうやったら覚えられるのか?

人は、1日で70%忘れる・・・

効率的に暗記する方法
「エビングハウスの忘却曲線」て知っていますか?最近では有名になってきているので、知っている方も多いかと思いますが、念のため。ドイツの心理学者であるヘルマン・エピングハウスによって証明された学説のことです。細かいことはさておき、この研究で分かったことは、人は1日で約70%の記憶を忘れてしまう ということ。単語でいうと、100個勉強したとしても、30個しか覚えていないということです。これ、ショックじゃないですか?(私は驚愕しましたw)

復習で忘却は防げる!

この研究には続きがあります。2日後にもう一度学習した場合、7日間も忘却速度が保たれることが分かりました。つまり、ここで分かるのは、短期記憶だったのが、復習によって長期記憶に変換できるということ!これ、すごいですよね!復習がとにかく大事といういことになります。

「効率的に単語を記憶する」私流の単語戦略!

まずは直訳で暗記!!

さらっと覚えるには、やっぱり、直訳をひたすら暗記していくのがスピードが速いです。イメージしやすい単語は、このやり方で結構覚えられると思います。ただ、単語レベルが難しかったり、単語の直訳ではイメージが浮かばなかったりするので、そういったときは、以下2つの暗記方法が役に立ちます。

文章で覚える、エピソード暗記!

私が単語帳選ぶときに大事にしていること、それは、英単語を使った文章が書かれているかどうかということです。単語だけが並べられた単語帳は、まず買いません!というか、絶対におススメしません!!

エピソード暗記は、単語をイメージ(情景)で捉える方法の1つです。文章で一緒に覚えるので、単語の使い方も学ぶことができ、しかも忘れにくくなります。ここで大事なのは、頭で情景をしっかり想像すること!!

・heavy=重い  →イメージしやすい
・enough=十分な →イメージしにくい

「heavy=重い」は、すぐに頭にイメージが思い浮かびやすい単語ですが、下の「enough=十分な」だけだとちょとイメージがわきにくいと思います。そういったときに、文章をチェック

He didn’t have enough money to buy the car.
(彼はその車を買うのに十分なお金を持っていいなかった)

しっかり情景が浮かべられたら、学んだ単語は、もうあなたのもの!!定着するまで、繰り返しやりましょう。

どうしても覚えられない単語は、グーグルフォト暗記で!

単語はグーグルフォト暗記で
どうしても覚えられないものだけ、グーグルフォト暗記を使いましょう。(なんじゃそりゃ?w)グーグルフォト暗記とは、分からない単語を、グーグルフォトで調べるということ。そして、単語を写真や絵と一緒に覚えて、イメージを捉えることです。

エピソード暗記を繰り返しても、どうしても覚えられない単語が全体の20%くらいになったとき、そのままエピソード暗記を続けていても非効率です。諦めて、グーグルフォト暗記に切り替えましょう。写真や絵の力で、よりダイレクトに、頭にイメージ(情景)を捉えることができます。

忘れる覚悟で暗記する(笑)

エビングハウスの忘却曲線で、人はすぐに忘れてしまうこと、また、復習によって、記憶は長期記憶に変わることが分かりました。ここから私は、悟りました。学習するときは、常に「忘れてもいいや~」という軽やかな気持ちで取り組もうと。ただただ機械のように、ロボットのように繰り返そうと。どうせ今やっているものは、70%忘れるんです。感情的に、意気込んでやったって仕方ありませんから(悟)

私が実際にやっている暗記術を紹介しちゃいます!

単語学習の4ステップ

1.知らない単語を振り分ける
2.直訳暗記
3.エピソード暗記
4.グーグルフォト暗記

「知らない単語=パッとイメージできない単語」です。1はさっと終えて、2にとりかかります。知らない単語をひたすら、直訳で暗記していきます。単語帳でいうと、3回は最低繰り返しましょう。分かる単語はどんどん振り落として、分からない単語だけ繰り返していきます。残り5割くらいになったら、2で覚えられなかった単語を、3のエピソード暗記で暗記します。パッとイメージできるまで続けます。その後、2割くらいになったら、4のグーグルフォト暗記で暗記します。最後に全体で1,2回読み返します。そこで、また忘れてしまった単語を繰り返します。ちなみに、この方法毎日欠かさずやっていれば、最短で1か月で1冊が暗記できます。(暗記状態約60%)3か月間ほど繰り返せば、1冊80%以上の理解率になっていることと思います。

継続しない英単語学習を習慣化する方法!(1週間のスケジュール例を公開!)

手帳で管理
ここら辺からは、人によってやり方が違うと思うのですが、私の継続方法は、タスクをスケジュール化することです。達成したい日を決めて、タスクをスケジュール化します。ポイントは、無理なスケジュールを立てないということ。また、できるだけこまかく設定して、毎日達成できるように組むということです。日々の学習がボリューミーだと、簡単にやる気を失います(笑)

私は、パソコンを使って仕事することが多いので、エクセルでスケジュールを作っていますが、書くのが好きなら、手帳に記入もいいかなと思います。できたところを、チェック、または色を塗っていくので、達成感があって楽しいですよ!

【例:1週間スケジュール】
※1回あたりの学習時間は10~30分以内で
3月1日 単語 ①1-100
3月2日 単語 ①復習
3月3日 単語 ②101-200
3月4日 単語 ②復習
3月5日 単語 ③201-300
3月6日 単語 ③復習
3月7日 単語 ①-③復習

こんな感じで、2、3日ごとに新しい部分+復習を繰り返していきます。ちなみに上記は、1か月で1000個くらいの単語を覚えたいときのスケジュールです。分かる単語が増えてくると、学習時間はどんどん短くなるので、単語帳3週目に入ると、10分~15分くらいで終えられるようになっていきます。まずは、単語をパッとイメージできるまでひたすら繰り返しましょう。

まとめ

単語学習は、「イメージ(情景)」で暗記が大事!!
つべこべ言わず、繰り返す!

英単語は、単語を見たときにどれだけイメージできるかが大事!イメージがパッと出てくるまで、とにかく繰り返すのみ!ということです。「歯磨きしないと気持ち悪い!」と同様に、「英単語やらないと気持ち悪くて眠れない!」くらいまで習慣化できたら勝ち組ですね!私はというと・・・、時にはね、やらないで寝ちゃうよね(チーンw)

でも、1日で70%忘れる という情報を知っているので、ちゃんと復習しておかないともったいないという気持ちに。できるだけ毎日継続して続けています。(使ってない単語はすぐに忘れるよね;;)

単語帳を買うときは
①単語の羅列+絵または、②単語の羅列+文章のどちらかにしましょう!!
①小学生低学年までの小さなお子さんにおススメ
②中高生や大学生におススメ
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